歴史・文化
櫻川磯部稲村神社
✿最新の開花情報は→こちら(見頃は例年4月上旬~中旬頃)
✿交通アクセス・パンフレット・その他の情報は→こちら
天照皇大神、木花佐久耶姫命、天手力雄命などの諸神を祀る神社です。
景行天皇の時代に東国平安の分霊を移して祀ったという伝説もあります。
代々藩主の崇拝を受けたほか、徳川光圀の参詣も受けました。
木造の狛犬は県の文化財に指定されています。
この神社は、その参道や神社が鎮座する丘の斜面に多くの山桜が見られ、桜の名所として広く知られてきました。
ここの山桜は東北地方に産する白山桜で、淡紅色の花ばかりでなく芽ぶきの時期の赤芽も見事で、学術的にも貴重な存在とされています。
そばにある磯部桜川公園を含んだ周辺一帯は国の「名勝」に指定されており、また、神社及び公園にある桜が国の天然記念物に指定されています。
この地は、古来より桜の名所として知られていたことから、江戸時代には歴代将軍により隅田川堤、玉川上水など江戸の花見の名所を作る際に植樹されました。
水戸市内を流れる桜川は、かの水戸光圀公が当地の桜を気に入り、桜の苗木を数百本移植したことを機に桜川と命名したものと伝えられています。
✿桜川の桜まつりの期間は櫻川磯部稲村神社で無料桜ガイドを行っています。桜めぐりをするなら櫻川磯部稲村神社からスタートするのがオススメです。
イベント
○桜川の桜まつり ✿詳しくは→こちら
○謡曲「桜川」桜開花時期に不定期に開催 ✿詳しくは櫻川磯部稲村神社にお問合せください
謡曲「桜川」について
謡曲「桜川」は桜の名勝地として名高い磯部一帯が舞台です。
室町時代の1438年に櫻川磯部稲村神社の神主磯部祐行(いそべすけゆき)が、当時の関東菅領((かんとうかんれい)実際は鎌倉公方(かまくらくぼう))であった足利持氏(あしかがもちうじ)に、花見噺「櫻児物語」(さくらこものがたり)一巻を献上しました。
その物語を目にした第六代将軍足利義教(あしかがよしのり)が、世阿弥元清に作らせたのが謡曲「桜川」です。
常陸と下総の国司になった平将門の子、桜子の若の物語で、母子の愛情物語として描かれています。
~あらすじ~
九州の日向国(宮崎県)桜の馬場の西に、母ひとり子ひとりの貧しい家がありました。
その家の子・桜子は、東国の人商人にわが身を売り、お金と手紙を母に渡してくれとたのみ国を立ちます。
その手紙を読んだ母は、嘆き悲しみ、子の行方を捜す旅に出ます。
それから3年、遠く常陸国(茨城県)で桜子は磯部寺に弟子入りしていました。
春も盛りの桜の季節、桜子は住職と共に花見に出かけます。
丁度その頃、桜川のほとりには、長い旅路の末、狂女となった桜子の母親がたどり着いていました。
桜川に散る花びらをすくって、狂った有様を見せる女がいることを聞いた住職が女を呼び出して訳を聞くと、九州からはるばる我が子を探しに来たことを語りました。
桜を信仰するいわれ、我が子の名が桜子であることなどを語り、想いを募らせて狂乱の極みとなっていたのです。
住職は、連れている桜子を引き合わせます。
二人は嬉し涙にくれ、母は正気に戻り、連れ立って国に帰ります。
後に母も出家して、仏の恵みを得たことから、親子の道は本当に有難いという教訓が語られます。
詳細情報
所在地 | 桜川市磯部779 |
アクセス |
〇JR水戸線羽黒駅より徒歩35分(2.3km) |
電話番号 | 0296-75-2838 |
FAX | 0296-75-5967 |
駐車場 |
有(大型3台、普通30台) ※桜の開花時期は神社駐車場への観光バスの駐車はできません。 【桜の時期に観光バスでお越しの方】別途ご予約が必要です。桜まつり実行委員会事務局(桜川市役所商工観光課内)☎0296-23-8200 にお電話ください。 |
トイレ | 男:2(社務所内) 女:2(社務所内) |
地図情報
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